土佐の嗚咽

突然あらわれてほとんど変人である

今日も無事

いちいちだ、個々のトピックの度に、重いパソコンひらいて記事にするほど余裕ないんよ俺は。全く。

 と、半ばギャグ切れとも思える悪態のつきかたで3回目の記事を投稿。夏休みが始まり労働先も忙しく、とりわけ盆がやってくるとその忙しさ極めるといった感じで、生活リズムは完全に崩壊する。

 高知市内ではよさこい祭りが終わり、いよいよ台風がやってくる。申し訳ないけどどちらも興味がない。 

 なので、以下ここ最近のトビの効いた名盤をば紹介。

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 THA BLUE HERBTHA BLUE HERB』を購入。新譜を買うなんてえらく久々だな。それぐらいTBHにはお世話になってるし、一挙手一投足の動向に、俺たちリスナーは遅れちゃいけないのだ。二枚組の大叙事詩。客演なしのセルフタイトルを、50近い大物が20周年超えてドロップすりゃあ、これ聴く方もとてもタフな作業と耳を強いられるんだけど。多忙な合間、仕事終わりの晩酌に少しずつ聴いてクラってます。頂き物の南の冷酒が旨すぎて、それをより名盤に加速しちょります。1枚目のお気に入りは「THE BEST IS YET TO COME」。先行MVを見た瞬間、これはとんでもないと思いますた。

 

「LIFE STORY」のMOTIVATIONを聴いた時のような、前しか向かせない力強いビートとメッセージが良い。あの曲を聴きながら、高校時代、大学時代、ニート時代と、三時代の夕暮れの246を、ひたすら汗かいてジョギングしてたのを思い出す。結構走った割に、5キロから先を走れない成長のなさも、凄く自愛したい。

 とにかく、TBHの醍醐味は、BOSSの言葉だけじゃなくて、O.N.Oの放つストロングなビートがたまんねえんだ。もう、俺みたいなブーデーの軽い運動のお供には、ぴったりの音楽なんだ。

 で、二枚目のこと。後半に控えた「今日無事」のピアノリフは、過去のそれにあった冬の旅に行かせたくなるような静寂さ足り得るメロディでたまらない。でも正直二枚通して聴くには、ちょっと冗長さを感じる。いつもの言葉とビートを、身体にグイグイ飲み込むにはよほど健康じゃなきゃいけないらしい。トラックも、あれ?奥さん、さっき二軒隣のご主人と一緒にいましたよね?みたいな既視感に襲われる。しかし奥さんは美人だ。何度会ってもよいのだけど。

 新しいものに触れた時の、わくわくするような気持ちは、お互いに年を取って、あまり必要としてないのかなあと感じるアルバム。決して毎日聴くには至る必要のない作品。でもずっと聴かせてもらいたい作品。高知来るらしいから、やっぱまた生で聴かんとね。