ガパオ君、あまりにも辛辣すぎるよ
台風銀座と呼ばれ久しい室戸にも、台風10号は久々の大物かもしれない。今は、うちの勝手口の屋根がパカパカと高速ブレイクビーツを鳴らす横で、貰いものの甘くない梅酒ロックを煽っております。つまみにはガパオ風激辛じゃがいも鶏肉バジル炒め、ゴーヤの梅マヨサラダ。昼はこんなんで良い。
昨日は夕刻前に早仕舞い。ラストオーダーに駆け込んできた観光客トリオに限って酒盛りが始まり、実質5時前の帰宅にずれ込んでしまったが、個人的に問題はない。で、本日は臨時休業で唐突な休みが降ってきた。で、ひねり出した選択肢は、こんな昼酌しかないのだから、クソなめてる。
たまには実のある記事でもかくか。
ここ最近低山登山に目覚めてしまった。登山は言い換えればハイキング。とにかくガチからは遠ざけて、以下の条件が発動する念能力のようなものだ。
仕事終わりの前夜、酔っ払いながら準備をする。当日、グダグダと9時から10時に出発。現地の前にコンビニ、スーパーで昼飯の準備。大げさな山飯には走らない。昼からグズグズ出発して夕方には下山。暗くなりそう、危なそうなら頂上へはいかない。すぐ引き返す。帰り、日帰り温泉があったら、小さなチ○ポ隠しながら入浴する。中途のスーパーでビールと美味そうな刺し身でも買って、家で晩酌。超噛みしめる田舎の休日。こんなとこだ。
ということで、先日は徳島海陽町の山間にある轟の滝へ。しかしひどくオーソドックスな滝名だこと。名瀑を謳うには、あまりにありがちでよく見る滝だ。吉良川の自宅から海陽町まではまあ1時間ちょいってとこ。そっから滝へはプラス1時間ぐらいだ。
はい、いろんなものぶっ飛ばして着きましたよ。かつては観光地で栄えた名残か、物産展みたいな廃墟もありましたが、なかなかに風情のある、いよいよ滝の名所を思わせるイントロでした。
滝へと続く轟神社の参道。写真の通り階段は急勾配。お寺の方から回ればこんな勾配なく滝へとたどり続くが、もう俺みたいなアホンダラに選択の余地はなし。とうぜん悪路を選ぶのです。
滑りやすい苔の下り坂を経て、いよいよ見えてきた本体。これが名瀑轟の滝。
こりゃ驚いた。滝なんて遠目から見るものと思ってたが、ここは岩〃の割れ間から溢れ落ちる滝の飛沫がすごいこと。俺の眼前までガンガンぶっ掛けてくれる。マイナスイオンの下、氷点下イオンのような涼とう爽快感がたまらない。防水でもない安いデジカメも壊れを知れず、レンズ濡らしながらこの気持ちよさをフォーカス!
来るまでの車での汗も一気にひいた素晴らしい滝を背に。川向の遊歩道を低山登山。特殊能力ハイキング発動や!
いやすごいねこの遊歩道も。そこそこ整備されており、気持ちよく汗かきながら点在する滝を鑑賞。どれも筆舌に尽くしがたい。という言葉で感想を省きます。
途中暗くなって参りました。なんせ12時ごろついて、山に入ったのは14時ごろと記憶。この帰り道の看板を見る頃には16時ぐらいでしたでしょうか。もはや抗うだけおバカな話です。面倒くさそうな頂上は諦め引き返しました。
ということで轟の滝。なかなか悪くない名瀑でした。クーラーのない家でもんもんとマスターベーションマスターズに励むぐらいなら、ここに来たほうが大いにマシですね。ちなみにバスも来るらしい。もう全くもって役にたつとは思えない時刻表をば。
じゃあね。またね。