土佐の嗚咽

突然あらわれてほとんど変人である

邪悪な風が吹いている

 あつか。さっきシャワー浴びて、クールローションみたいなのソープ嬢ばりに塗りたくなってきましたが、飯食ってパソコンいじってるだけで、もうジットリ汗かいてござんす。

 7月、梅雨時分に一発目の夏風邪。で一昨日、8月も下りの頃にいよいよ二発目を食らった。クーラーもないのによく風邪ひくなあ。同年代の男に比べれば、よっぽど健康的で食事も質のいいもん食ってんだけどなあ。職場にも迷惑かけて申し訳ない。お盆の忙しさが落ち着いて、ちょっと慢心していた身体を反省。

 前回は長引いた教訓から、今回は早めに徒歩5分の町医者に向かう。ハヤクヤク。これが病を治す鉄則である。仕事の休み時間、さっと行ってパケ貰って帰ってくることにしよう。実はここ、先生の評判がよく、町外からも多くの患者が訪れる人気の町医者である。しかしいつ通っても混んでるので、私は敬遠しがちだったが。

 久々の来院で客はまばら。年寄りは朝が早いので、病院は朝一が一番混んでる。俺の統計でそう出てるので、これは午後に来たのが正解か。ふふふ。

 お愛想のよろしくない小太りの受付嬢は、無言で温度計を差し出してきた。むむむ。

評判には聞いていたが塩対応。言ってやるが、吉良川の病院は一定数、こう無愛想な看護師や受付がいる。これも俺の統計だ。そっから二時間待ってしまう。2時間もありゃ、空港から実家帰れるぞコラ。挙句の果て呼ばれた名前間違いも、まあ笑いの種として貰っておこうってことで我慢我慢。 

 ここは二回目か三回目の来院だろう。先生もお年をめし、パソコンモニターにペンを当てにらめっこ。字が小さいからさぞ苦戦されていることだろう。なるほど、これが長い待ち時間の原因か。5分ほどの会話。もはや診察も言えないようなやりとりを背に、本日貰ったのは葛根湯と毎食後1錠の薬に、3日分で1週間効く薬の豪華三点セットだ。お題は2千円にも届かない。社会保険3割の恩恵は偉大なり。たまには病院行かないと、ほんともったいないな。

 30を超えると病が治りにくいなんて聞く。このボロ屋に来てからほんと良いこともない。はっきり言ってやる、このボロ屋に来て、ほんと良いこともない。童貞卒業したことぐらいか。

 

 この先の記事も、きっと病気とか保険とか年金とか介護とか、世の中を憂うこととか、おっさんのブログ丸出しになっていくやもしれない。いやだいやだ、ごめんだね。